界面活性剤という言葉を皆さんはご存じだろうか?http://bbboo.jp/
主な用途は分離している水と油のような混ざり合わない成分を混ぜるために使われるものである。この成分は私たちの身近にある様々な物に配合されている。洗剤などの汚れを落とす成分、化粧水や乳液などの複数の原料の乳化剤にも用いられているのである。
そして、もちろん私たちが使うシャンプーやリンス、トリートメントにも用いられており、それは髪と頭皮へのダメージに密接に関わっている。
界面活性剤が完全に悪役というとそういうことではない。
配合されていることにより、頭皮の油分(汚れ)を溶かして浮かし洗い流す手助けをする重要な成分だ。
しかし、界面活性剤は複数種類があり、洗浄力が上がるにつれて油分を取りすぎてしまうため髪のダメージの原因になることがある。
よって、髪のダメージを避けるのであればより、マイルドな界面活性剤が配合されているものが望ましい。
例えば、パッケージの裏側に記載されている成分表の中にラウリル硫酸○○と書かれていたら注意が必要だ。ラウリル硫酸○○はヤシ油などから生成される界面活性剤だが、洗浄力が非常に強い成分だ。低コストのため安価なシャンプーなどに配合されていることが多い。
では逆にどのような成分が洗浄力がマイルドかというとココイルグルタミン酸○○やラウロイルグルタミン酸○○と書かれているものである。主にアミノ酸系とキャッチコピーが打たれていることが多い。
髪や頭皮のダメージは界面活性剤だけが原因ではない。だが、買い物の時にチラッとパッケージの裏を確認し、どんな界面活性剤が配合されているかを見る癖をつけることで髪と頭皮のダメージを未然に防ぐ手助けになるだろう。